【9月6日 東方新報】突然スポットライトを浴び始めた新通信アプリの「子弾短信(Zidan Duanxin)」がブラックウィークエンドを迎えた。同アプリの開発会社である「快如科技」は3日、子弾短信が週末に「組織的で大規模なスパムメールの攻撃を受けた」とする声明を発表した。1日に3万2019件、翌2日49万3161件と、8月31日の26倍に達した。同社のスタッフが「奮闘して50時間連続して対応し、日曜夜になってようやくスパムメールのまん延を阻止することができた」という。

 同社によると、子弾短信の生みの親である羅永浩(Luo Yonghao)氏からは、「敵」に対して「俺を怒らせたら、『シーメンス』されることに気を付けろ!」と激しい応援のコメントが寄せられたという。

 多くのネットユーザーは「シーメンスされる」とは何の意味か理解できなかった。熱心なユーザーはこの「シーメンス」とは動詞だと解釈した。具体的には、数年前に激怒した羅CEOが消費者の権利を守るためシーメンス(Siemens)社製の冷蔵庫を壊した事件のことを指す。

 統計によると、子弾短信を「襲撃」したスパムメールは、主として販促メール、賭博やアダルト関連の宣伝広告メールで、アプリの欠点を突き、ユーザーを違法運用のQQアカウントや微信(ウィーチャット、WeChat)、外部サイトなどへ誘い込むものだが、スパムメール中に示される外部リンクの多くは、実際にはアクセスできないものが多かったという。

 同社は、一般的なスパムメールであれば、運営者は商業的な利益を追求する目的だが、子弾短信が今回受けた大量のスパムメールには利益を生み出す具体的な目標サイトが示されていなかった。「極めて異常で、商業目的ではない悪意の攻撃であった可能性を排除できない」としている。

 子弾短信の投資者である「錘子科技(Smartisan Technology)」の羅永浩CEOは即座に反応し、微博(ウェイボー、Weibo)で「誰であろうと汚い手を使っても無駄だ。私を怒らせたら『シーメンス』されることに注意しろ、と言っておく」と表明するとともに、子弾短信の従業員に対し「怒らず、恨まず、地力を磨き、サービスに努め、武器を磨き、次なる闘いの準備を行うよう」励ました。

 羅CEOはなぜ怒ったのか?羅CEOが投資して子弾短信を開発した。羅CEOはいわば、生みの親だ。8月下旬、子弾短信はあっという間に注目を浴び、リリースから11日間で500万ユーザーを突破、7日間で1.5億元(約24億円)の融資を獲得。リリース3日間でアップル(Apple)iOS無料ダウンロードアプリランキングトップとなった。

 今では、微信(ウィーチャット、WeChat)の潜在的ライバルとなるとの評価もある。子弾短信はまさに闘いの準備を整えつつある。(c)東方新報/AFPBB News