【9月5日 AFP】オーストラリアで、希少なピンクダイヤモンドがちりばめられた248万豪ドル(約2億円)相当の金貨が鋳造された。超富裕層による高級品収集の需要に応えたという。

 法定貨幣とされるこの金貨は、重さ2キロで、帆船や金探鉱者、ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州で発見されたバオバブの木が描かれている。注目すべきは、同国北西端のキンバリー(Kimberley)地域にある有名なアーガイル(Argyle)鉱山で採掘されたピンクダイヤモンド4個があしらわれていること。これには、1.02カラットのエメラルドカットも含まれている。

 同国で製造された硬貨としては最も高額で、アジアや中東の買い手が過去最高値で購入すると期待されている。

 パース造幣局(Perth Mint)のリチャード・ヘイズ(Richard Hayes)局長によれば、金貨の発売は「超高級品の需要が顕著に高まっていることを受けた」ものだという。(c)AFP