【9月5日 AFP】(更新)米オンライン小売大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)の時価総額が4日、1兆ドル(約111兆円)を突破した。米国企業としてはアップル(Apple)に次いで2社目で、同国のIT大手各社が勢いを強めていることが改めて示された。

 アマゾンの時価総額が1兆ドルを超えたのは、株価が2050ドル50セントに達した午前11時40分(日本時間5日午前0時40分)ごろ。アップルから約1か月遅れての大台突破となった。

 今や世界一の富豪となったジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏が1994年に創業したアマゾンは、書籍のインターネット販売会社から、分野をまたいで事業を展開する超巨大企業に成長。小売大手ウォルマート(Walmart)と直接競合し、人工知能(AI)の分野でもパーソナルアシスタントの「アレクサ(Alexa)」で流行の最前線に立っている。

 昨年には、自然食品スーパーチェーンのホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)を買収。またアマゾン・プライム(Amazon Prime)会員向けにストリーミング配信される映画やテレビ番組の製作でも存在感を増している。(c)AFP