【9月4日 AFP】北朝鮮で核兵器やミサイル開発に関与したとされ、制裁対象となっていた朱奎昌(チュ・ギュチャン、Ju Kyu Chang)朝鮮労働党顧問が3日、89歳で死去した。北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)が4日、伝えた。

 同通信は「学者であり教授だった朱奎昌」氏が3日、汎血球減少症のため89歳で死去したと報じ、公式の訃報が同氏を「わが国の防衛能力強化に傑出した貢献をした長老革命家」と評したと伝えている。

 朱氏は2013年、核計画で果たした役割を理由に、米財務省による制裁の対象となった。

 韓国の聯合(Yonhap)ニュースによると、朱氏は2009年、「銀河(Unha)」2号ロケットの打ち上げを指揮。2012年に打ち上げられた同3号ロケットの開発にも深く関与し、2015年に引退した。(c)AFP