【9月4日AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、通算5度の大会制覇を誇る第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が、世界ランク55位のジョン・ミルマン(John Millman、オーストラリア)に6-3、5-7、6-7(7-9)、6-7(3-7)で敗れる波乱が起きた。

 四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るフェデラーは、第2セットと第3セットにセットポイントを握ったものの、サーブの不調が試合を通して影響したほか、77本のアンフォーストエラーで命運が尽きた。全米オープンでは、2013年大会の4回戦でトミー・ロブレド(Tommy Robredo、スペイン)にストレート負けを喫して以来の早期敗退となった。

 一方、29歳のミルマンは、アーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)の大舞台で果敢に攻撃を仕掛けて3時間35分に及ぶ激闘を制し、フェデラーと同大会優勝2回を誇るノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が準々決勝で対決する可能性を消し去った。

「まだ少し信じられない気分だ」と明かしたミルマンは、フェデラーについて「ロジャーと彼の戦い方すべてに心から敬意を持っている。彼は僕にとってヒーロー。きょうの彼が本調子ではなかったことは確かだ。だけど(勝利を)受け入れるよ」とコメントした。(c)AFP