【9月4日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)は3日、男子シングルス4回戦が行われ、2014年大会のファイナリストで第21シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-3、6-2、7-5でフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)に快勝し、準々決勝進出を決めた。

 最初の2セットをあっさりと奪った錦織は、第3セット5-4で迎えたサービングフォーザマッチを落としながらも、強い日差しが照りつけるルイ・アームストロング・スタジアム(Louis Armstrong Stadium)で4セット目に突入しなかったことを喜び、「3セットで終えられて本当にラッキーだった」「コート上は非常に暑かった。そこまで暑くは見えないけれど、かなり日差しを受けていた」と語った。

「2人とも暑さに少し苦しんだと思うが、お互いに良いテニスをすることができた」

 錦織は準々決勝で、2014年大会決勝で苦杯をなめた第7シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と激突する。チリッチは同日、第10シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)を7-6(8-6)、6-2、6-4で破り、ベスト8入りを決めた。

 錦織にとっては、2014年の全米オープンが四大大会(グランドスラム)における最高成績となっており、翌年にはキャリアハイの世界ランキング4位に到達したが、昨年は手首を負傷して半年にわたりツアーを離れ、全米出場も断念した。(c)AFP