【9月3日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)が2日、敵地で行われたヒューストン・アストロズ(Houston Astros)戦で約3か月ぶりに先発登板した。

 6月6日以来となるマウンドに上がった大谷は、3回にアストロズのジョージ・スプリンガー(George Springer)に2点本塁打を浴びた後に降板。大谷は2回3分の1で49球を投げ、2安打、2失点、2奪三振、2四球の内容だった。

 大谷は右肘靱帯(じんたい)の故障でマウンドから離れていたが、先月27日に実戦形式の練習で50球を投げ、リハビリの最終段階を完了。通訳を介して「できるだけ早くマウンドに戻りたいと、ずっと考えていた」「障害や負傷に遭遇せず、今シーズンを力強く終えられることを望んでいる」とコメントしていた。

 この日は3回に入って明らかに球速が落ちたが、エンゼルスを率いるマイク・ソーシア(Mike Scioscia)監督は、大谷の出だしと全体的な出来には満足していると述べている。

「良い球を投げていた。何か異なることを試そうとしていたのか分からないが、2回まではいつも通りの良い投球だったし、エキサイティングだった。後で彼の感触に加え、何をしようとしていたのか確かめるつもりだ。でもすごく良くみえたよ」

 7月の復帰後は指名打者(DH)として出場していた大谷は、同一シーズンに投手として10試合に先発し、打者として最低10本塁打を放ったベーブ・ルース(Babe Ruth)氏以来2人目の選手となった。また、同一シーズンに50投球回、15本塁打を記録したのもルース氏以来となっている。(c)AFP