【9月3日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島の町イスラン(Isulan)で2日、インターネットカフェ付近で爆弾が爆発し、当局によると1人が死亡、15人が負傷した。うち4人は重体。イスランでは数日前にも爆発があり、死傷者が出ている。

 現時点で犯行声明は出ていないが、フィリピン軍幹部はAFPに対し、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」とつながりを持つ反政府武装勢力「バンサモロ・イスラム自由戦士(BIFF)」の犯行との見方を示した。

 現場は、先月28日にオートバイに仕掛けられた即席爆弾が爆発し、3人が死亡、数十人が死亡した場所に近い。

 ミンダナオ島では数十年にわたって政府とイスラム武装勢力との紛争が続き、ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)政権は7月、紛争終結に向けて同島でのイスラム系住民の自治拡大を認める法律を成立させている。(c)AFP