【9月2日 AFP】アイルランド出身のロックバンド「U2」の独ベルリン公演で1日、大勢の観客を前に歌っていたリードボーカル、ボノ(Bono、58)が、突然声が出なくなるトラブルに見舞われ、公演は急きょ中止された。

 この日はU2のワールド・ツアー「エクスペリエンス+イノセンス(Experience + Innocence)・ツアー」のベルリン公演最終日だったが、ボノは最初の数曲を歌い終えたところで声に異常を感じたとみられ、何度か歌を中断して水筒の飲み物を口にしていた。しかし、最終的に、これ以上歌えなくなったと観客に告げた。

 U2はウェブサイトで「今夜のライブが中止になったことを深くおわびします」と謝罪した上で、「ライブ前のボノはとても調子が良く、声も良く出ていた。ぼくらはベルリン公演の2日目をとても楽しみにしていた。しかし、数曲歌ったところで、ボノは完全に声が出なくなった」と説明。「何が起こったのか分からない。(ボノは)医師の診察を受けている」と付け加えた。

 この日の観客は、U2が今後ベルリンで行う振り替え公演に入場可能となる予定。(c)AFP