【9月2日 AFP】オランダ当局は1日、アムステルダム中央駅で先月31日に発生し2人が負傷した刃物による襲撃事件について、犯行は「テロ目的」で被害者はいずれも米国人だったと明らかにした。事件の捜査はドイツにまで拡大している。

 アムステルダム市当局は、警察に対するこれまでの供述から容疑者は「テロリストの動機」を持っていたことが分かったと発表した。米国のピート・へーケストラ(Pete Hoekstra)駐オランダ大使は先に、この襲撃事件で病院に救急搬送された被害者2人は米国人だと確認していた。当局によると2人の容体は良好だという。

 警察は、容疑者の男はドイツの居住許可を得ているアフガニスタン人(19)だと明らかにしている。オランダの捜査当局は、ドイツ国内にある容疑者の自宅を1日に家宅捜索したドイツの捜査当局と緊密に連携していると発表した。

 これまでの捜査で容疑者が特に米国人を狙っていたのではないことが明らかになっており、無差別な襲撃だったとみられている。(c)AFP/Jan HENNOP