【8月29日 CNS】中国銀行保険監督管理委員会は23日、「一部規定の廃止と修正に関する決定」を発表し、中国資本の銀行と金融資産管理会社における外資持ち分比率の制限を解除し、中国資本と外国資本に同等に対応する原則に基づき、外資投資の利便を継続して図っていくとした。

 具体的には、同委員会は「国外金融機構の中国資本の金融機構に対する投資に関する管理弁法」を廃止する。内国民待遇の原則に基づき、外資が中国資本の金融機構に資本参加する際の規定を個別に定めることなく、中国資本と外資の市場参入基準を統一するという内容だ。

 同時に、外資に対して設定されていた中国資本の銀行および金融資産管理会社への経営参画への制限を撤廃する。

 国外の金融機構やその関連機構が単独で発起人あるいは戦略的投資者として、中国資本の商業銀行または農村商業銀行に投資する場合などに設けられていた持ち分比率の制限なども撤廃される。

 国外の金融機関が中国資本の商業および農村中小金融機関に資本参加する場合にも、外資が参入することによって政府は経営内容を調整・変更しないことを明確にした。

 同委員会の責任者は「現在、中国の銀行業に対する管理監督は大幅に改善された。外資が経営に参画することによる開放リスクを有効的に回避し、金融の安全と安定を保っていくことができる」と述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News