【8月29日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)は28日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第22シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が6-2、7-6(8-6)で39歳のパティ・シュニーダー(Patty Schnyder、スイス)に勝利し、2回戦進出を決めた。

 四大大会(グランドスラム)で予選から本戦入りした最年長の選手になったシュニーダーは、5度のメジャー優勝を誇るシャラポワに第1セットで圧倒されると、第2セットの大半でも苦しい戦いを強いられた。

 しかし、ゲームカウント1-5と大きくリードされた状況から、ツアー通算11勝を挙げて世界ランキングでも最高7位につけた能力や技術を発揮し、勇敢にも勝負をタイブレークに持ち込んだ。

 タイブレークではマッチポイントを3度しのいだものの、シャラポワのこの日23本目となるウイナーによって、日付が変わる直前にようやく勝敗は決した。

 これで全米オープンのナイトセッションでの成績を21戦全勝としたシャラポワは、「彼女との試合は平均2時間20分ほどの長さになる。だから、どういう結果になるにせよ、厳しい戦いを強いられると分かっていた」と述べた。

「また昔のような激しい戦いになると分かっていたし、彼女がどれほど手ごわい対戦相手であるのかも知っていた。それにツアーに戻ってきたのは本当に立派だということも」

 シャラポワは2回戦で、ソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)と対戦する。

 また、2016年大会覇者で第4シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は、マルガリータ・ガスパリアン(Margarita Gasparyan、ロシア)に7-6(7-5)、6-3で勝利。先日のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)でも優勝したケルバーは次戦、3回戦進出をかけてヨハンナ・ラーション(Johanna Larsson、スウェーデン)と顔を合わせる。(c)AFP