【8月29日 AFP】第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)は28日、バドミントン各種目の決勝が行われ、男子シングルスでは地元インドネシアのジョナタン・クリスティー(Jonatan Christie)が優勝。男子ダブルスでは同じくインドネシアの「小兵ペア」が優勝し、会場を大いに沸かせた。

 クリスティーは、世界ランキング6位の周天成(Tien Chen Chou、チョウ・ティエンチェン、台湾)との熱戦に21-18、20-22、21-15で勝利し、今季初タイトルを獲得した。

 今大会の男子シングルスでは、こちらも地元インドネシアのアンソニー・ギンチン(Anthony Sinisuka Ginting)が世界王者の桃田賢斗(Kento Momota)を破り、さらにはリオデジャネイロ五輪金メダリストのチェン龍(Long Chen、チェン・ロン、中国)も撃破して銅メダルに輝いているが、20歳のクリスティーが最後にそれを上回る快挙を達成した。

 20歳のクリスティーは「アジア大会で金メダルを取れるとは夢にも思わなかった。良い選手が本当にたくさん出場していたから、自分が優勝できるとはまったく思っていなかった」とコメントした。

 男子ダブルスでは、その体格から愛情を込めて「小兵ペア」と呼ばれるマーカス・フェルナルディ・ギデオン(Marcus Fernaldi Gideon)/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(Kevin Sanjaya Sukamuljo)組がファジャル・アルフィアン(Fajar Alfian)/ムハマド・リアン・アルディアント(Muhammad Rian Ardianto)組とのインドネシア勢対決を13-21、21-18、24-22の逆転で制し、金メダルを獲得した。

 女子シングルスは世界ランク1位の戴資穎(Tzu Ying Tai、タイ・ツーイン、台湾)が21-13、21-16でインドのプサルラ・シンドゥ(Pusarla V. Sindhu)に勝利。コマーシャル出演で稼ぎ、女子スポーツ選手の収入ランキングで7位に位置するシンドゥだが、これで決勝は5回連続の敗戦となった。(c)AFP/Faisal KAMAL