「記憶に留めておく一枚の報道写真」

大気汚染というと思い浮かぶのはどこの国だろうか。私は真っ先に中国のpm2.5による問題が浮かぶが、先進国であるフランスも同様に大気汚染問題は深刻である。私自身、パリ協定の実施など国際社会においてリードしている先進国の1つであると思っていた。しかし、実際はpm10やpm2.5が深刻であり、健康被害が及ぶほどの値になるのが1年間のうち平均40日間ほどあるそうだ。それらの日はエッフェル塔がスモッグで霞んでしまったり、外出が出来ないレベルである。エッフェル塔や凱旋門をはじめとする美しい景観と歴史的建造物を保護するため、そして人々の生活のためにもフランスは改革を進めていかなければならない。それと同時に環境問題は国際社会全体の共通問題であることをこの写真を通して改めて再認識させられた。


東洋英和女学院大学 金子未空 資源環境セクション