「記憶に留めておく一枚の報道写真」

この写真はシリアで若いレスキュー隊が瓦礫の中から怪我を負った少年を助けている写真だ。私たちと同じぐらいの歳の子がレスキュー隊員として、私たちの弟ぐらいの年齢の子供を救っている。シリアでは内戦が激化し、アメリカを中心となり、文民を救うための「人道的介入」が行われているが、果たしてそれは本当にシリアに住む人々のためになっているのだろうか。そして私達はこの世界の動きに無関心でいいのだろうか。私たちの個人の力だけでは国を動かすことはできないし、紛争を止めることもできない。しかし、こうした現状があることを認識し、考え、少しでもできることを探すことが今、私たちがすぐにできる平和構築であると思う。


津田塾大学 阿部未瑛 平和構築セクション