【8月28日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2018)は27日、第3ステージ(ミハスからアラウリンデラトレ、178.2キロメートル)が行われ、クイックステップ・フロアーズ(Quick Step Floors)のエリア・ヴィヴィアーニ(Elia Viviani、イタリア)が最後のスプリント勝負を制してステージ優勝を飾った。

 スプリンターとして今ステージの優勝候補に挙げられていたヴィヴィアーニは、チームメートの援護を受けながら最後のアタックに向けてポジションを確保した後、トレック・セガフレード(Trek Segafredo)のジャコモ・ニッツォロ(Giacomo Nizzolo、イタリア)と、UCIロード世界選手権大会(UCI Road World Championships)覇者でボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)に所属するペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)をコスタデルソル(Costa del Sol)のゴールでかわした。

 今大会ではクリス・フルーム(Chris Froome、英国)とツール・ド・フランス(2018 Tour de France)覇者のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)が不在となっているチームスカイ(Team Sky)で、スター選手の一人であるミハウ・クフィアトコフスキー(Michal Kwiatkowski、ポーランド)が総合首位の赤ジャージー(マイヨ・ロホ)を守り、同2位につけるモビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)に14秒差をつけた。

 ベレスマラガ(Velez-Malaga)からシエラデラアルファグアラ(Sierra de la Alfaguara)までの161.4キロメートルを走破する第4ステージは、今大会初めての山頂ゴールとなっており、山岳コースを得意としているモビスターのナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)や、ミッチェルトン・スコット(Mitchelton-Scott)のサイモン・イェーツ(Simon Yates、英国)ら優勝候補らにとっては、前向きな気持ちでレースに臨めるとみられる。(c)AFP