【8月28日 AFP】フランス軍は27日、西アフリカのマリで空爆を行い、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に忠誠を誓う「大サハラのイスラム国(ISGS)」の幹部と側近を殺害したと発表した。民間人2人も死亡した。

 ISGSはブルキナファソとの国境地帯を拠点とし、ニジェールでも活動しているイスラム過激派組織。国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」のメンバーだったアドナン・アブ・ワリド・サフラウィ(Adnan Abu Walid Sahrawi)容疑者が率いている。

 フランス軍によると、殺害したのはサフラウィ容疑者の副官のモハメド・アグ・アルマナー(Mohamed Ag Almouner)容疑者とその護衛。マリ東部メナカ(Menaka)を空爆後、地上部隊が2人の死亡を確認した。

 現場では女性1人と10代の1人の遺体も見つかったが、アルマナー容疑者らとの関係は不明。空爆ではこのほかISGSの戦闘員1人と民間人2人が負傷した。(c)AFP