【8月27日 AFP】スペイン・プロサッカーリーグ機構(LFP)は26日、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)戦が行われた会場のピッチが基準を満たしていなかったことに対し、レアル・バジャドリード(Real Valladolid)への処分を検討していると発表した。試合は1-0でFCバルセロナが勝利している。

 驚くべきことに、スタジアムに芝生が敷かれたのは試合が行われる4日前のことであり、場所によっては芝がめくれ上がり、はめ込み型の正方形の芝があらわになっていた。

 歯に衣着せぬ発言で知られるバルセロナのDFジェラール・ピケ(Gerard Pique)が、ピッチが危険な状態だったと主張してLFPとピッチを批判したことを受け、バジャドリードを処分する動きが出てきた。

 LFPは「試合を開催する最低条件を満たさなかったピッチコンディションに対して、処分の手続きは迅速に行われる」と説明している。

 25日に行われた試合の後、ピケはピッチがひどいものだとコメントしていた。

「残念だ。選手がけがをする可能性が高かった。サッカーの試合を行うにふさわしいものではなかった。恥ずべきものだ。嘆かわしい状況だったことを考えると、LFPには問題の解決を望みたい」

 バルセロナを拠点とするスポーツ紙ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)は、この日のピッチを「ジャガイモ畑」と表現していた。(c)AFP