【8月26日 AFP】米首都ワシントンのダレス空港(Washington Dulles International Airport)で、偽造パスポートを使って不法入国しようとした男が、顔認識技術によって見破られ、逮捕される出来事があった。顔認識技術は導入されたばかりで、その信頼性を証明する結果となった。

 米国土安全保障省の一部門である税関国境取締局(CBP)によると、ダレス空港の入国審査場に「顔認証ゲート」が導入されて3日目の22日、ブラジルのサンパウロ(Sao Paulo)から到着した26歳の男が、偽物のフランス旅券で通過しようとしているのが発覚した。

 生体認証システムを用いた「顔認証ゲート」が、提示されたパスポートの顔写真と本人の顔が一致しないと判断。身体検査を実施したところ、靴に隠されていたコンゴ共和国の身分証明書が見つかったという。

 ダレス空港は、米国の他の空港に先駆けて「顔認証ゲート」が導入された14空港の一つ。(c)AFP