■「ごみが幸せを生むなんて」

 ウエグボで必要な専門技術が確立されてきた今、ジャネッリ氏が期待しているのは、この事業を他の自治体にも広げ、地元の起業家に運営してもらうことだ。

 施設の責任者、セワイ・マードシェー(Sewai Mardoche)氏は、ベナンの77自治体すべてに同様の施設の導入を提案している。

「そうすれば、雇用を創出し、薪と炭の使用を減らして自分たちが暮らす環境の浄化にもつなげられる」

 元公務員で、廃棄物からバイオガスを生み出す会社のかじ取りに意気込むニコラス・ハウンジェ(Nicolas Hounje)さんは言う。「ごみが幸せを生むもとになるとは、地元にいる私たちは夢にも思っていなかった」(c)AFP/Josué MEHOUENOU