「記憶に留めておく一枚の報道写真」

朝鮮戦争は、64年前に休戦となったが、和平条約は結ばれておらず、休戦状態となっている。北朝鮮のミサイル開発を巡ったアメリカとの対立も、この恒久的な平和条約締結が大きな意味を持っているだろう。合意が実効的なものになるのか、休戦協定の署名に中国が含まれる事など懸念もあるが、それに対して日本の外交的アプローチにも注目出来る。いずれにしても、昨今の核、ミサイル問題、歴史的な朝鮮半島の対立に何らかの動きがある事への象徴的な写真だ。

上智大学 井上慎也 平和構築セクション