【8月24日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)において資金難で破産したフォースインディア(Force India)が、今週末の第13戦ベルギーGP(Belgian Grand Prix 2018)から新たにレーシング・ポイント・フォースインディア(Racing Point Force India)にチーム名を変更し、引き続きレースに臨むことになった。

 統括団体の国際自動車連盟(FIA)は23日、新しいオーナーの元で生まれ変わったフォースインディアに対して選手権へのエントリーを承認した。ジャン・トッド(Jean Todt)会長は、フォースインディアの問題が解決され、引き続き10チームが選手権に参戦することを歓迎している。

 ウィリアムズ(Williams)のドライバーであるランス・ストロール(Lance Stroll)の父で、新オーナーとなったカナダの富豪ローレンス・ストロール(Lawrence Stroll)氏は、自身が率いるコンソーシアムがモータースポーツに対して情熱を持っていることに加え、チームをトップレベルに押し上げる計画があることを明かした。

 レースへの参戦は認められたものの、フォースインディアが今季獲得したコンストラクターズ選手権6位につける59ポイントはすべて剥奪され、チームはゼロから新たなスタートを切ることになる。一方、ドライバーズ選手権でセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)とエステバン・オコン(Esteban Ocon)が獲得したポイントは、そのまま維持されることになっている。

「新生」フォースインディアは新しい人事も発表し、元共同最高執行責任者(COO)のオットマー・サフナウアー(Otmar Szafnauer)氏がチーム代表に就任し、副代表を務めていたボブ・ファーンリー(Bob Fernley)氏は退任することになった。

 さらに、ピンクとブルーのチームカラーは、そのまま引き継がれることになっている。(c)AFP