【8月26日 東方新報】公開データによると、31の省・直轄市・自治区の上半期国内総生産(GDP)のランキングは、前年同期のデータと比べ、トップ10は変わりなく、広東省(Guangdong)、江蘇省(Jiangsu)、山東省(shandong)、浙江省(Zhejiang)、河南省(Henan)、四川省(Sichuan)、湖北省(Hubei)、河北省(Hebei)、湖南省(Hunan)、上海市の順だ。順位は一部が入れ替わり、河北省は四川省と湖北省に追い抜かれた。

 GDPが4兆元(約65兆円)を超えたのが広東、江蘇両省、次いで山東省で3兆9658億元(約64兆円)だ。

 1兆元(約16兆円)超は16省あり、トップ10を除けば、福建省(Fujian)、安徽省(Anhui)、北京市、遼寧省(Liaoning)、陝西省(Shaanxi)と江西省(Jiangxi)だ。

 経済成長率も注目に値する。7月に国家統計局が発表した統計によると、上半期の国内総生産は41兆8961億元(約678兆円)で、前年同期比6.8%増だった。

 31の省・直轄市・自治区の経済成長率のトップは貴州省(Guizhou)で10%、雲南省(Yunnan)と江西省(Jiangxi)がそれぞれ9.2%と9.0%で続いた。

 GDPランキング首位の広東省では、年間の売上げが2000万元(約3億2000万円)以上だった工業企業の売上総額は1兆5121億元(約24兆円)、前年同期比で6.2%増を記録した。また、2000万元未満だった企業の伸びは同5.2%で、15年上半期以来最大となった。このうち、電子・通信業の伸びは9.0%、電気・機械業は7.9%、自動車製造業は11.3%だった。

■輸出入は「一帯一路」関連

「一帯一路(One Belt One Road)」構想は、中国がシルクロード沿線の国々と共に繁栄していく上で重要な役割を果たしている。

 遼寧省を例にとると、上半期の同省全体の輸出入総額は3554億元(約5兆7360億円)で、前年同期比で6.0%増だった。このうち、輸出は1538億元(約2兆4800億円)で同3.7%増。輸入は2016億元(約3兆2500億円)で同7.8%増だった。

「一帯一路」の沿線国の中では、モンゴル、ロシアのほか中央アジアなど7か国向けの輸出は37.8億元(約610億円)、東欧・中欧16か国向けの輸出は20.2億元(約326億円)だった。(c)東方新報/AFPBB News