【8月23日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)は、5月に退団の意思を抱えていたことについて沈黙を破ったが、今季はバイエルンで再びタイトルを獲得する準備ができていると主張した。

 21日に30歳を迎えたレワンドフスキは、独紙ビルト(Bild)に対し「4月や5月は、周りから責め立てられた」と語った。

「クラブから守られていると一切感じなかったし、あの状況で孤独を感じた。重要な2、3試合でゴールを決めることができないと、突然『レワンドフスキを批判しろ』となるんだ」

「そのとき、私を擁護してくれる人は誰もいなかった。ウリ・ヘーネス(Uli Hoeness)会長やカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長も私を守ってくれなかった」

 レワンドフスキが退団を希望に関するコメントを出すのはこれが初めてであり、バイエルンの重役たちは契約が切れる2021年までにレワンドフスキがチームを離れる可能性はないと繰り返し主張してきた。

 レワンドフスキはバイエルンでの4年間で計8つのタイトルを獲得している。

 しかし、今年4月と5月に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の準々決勝セビージャFC(Sevilla FC)戦と準決勝レアル・マドリード(Real Madrid)戦のそれぞれで無得点に終わると、レワンドフスキはひどい批判を浴びた。

 また、今年5月には代理人を務めるピニ・ザハーヴィ(Pini Zahavi)氏がレワンドフスキについて「新たなチャレンジ」を求めていると明かしたことから、バイエルンに大きな衝撃を与えていた。

 バイエルンは25日、ホームに1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)を迎え今季の戦いをスタートさせるが、レワンドフスキはいま、バイエルンサポーターからの応援がタイトルを獲得するための新たなモチベーションになると明かした。

「バイエルンに全身全霊を注ぐ意気込みでチームに戻ってきた。ここミュンヘン(Munich)にはどれほどのファンが背後にいるのかということに気づき、彼らはまだ私を求めていることを理解した」

 今年2月、以前の代理人と10年にわたる関係を解消したレワンドフスキは、世界でもっとも有力な代理人の一人であるザハーヴィ氏とともに仕事を行うことの意味はそこまで重要なものでないと説明した。

「代理人が変わったことで、私の移籍が確定になるわけではない。相談役として処理することがことがたくさんあるからね」 (c)AFP