史上2人目の偉業達成を目指すロナウド、ユーベ移籍は「簡単だった」
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【8月23日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に移籍したクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、「異なる三つのクラブで欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を制覇した史上2人目の選手になりたい」という野心を明かし、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)を離れることは簡単な決断だったと認めた。
ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」のインタビューに応じた33歳のロナウドは、「ユベントスで欧州チャンピオンズリーグを制覇したい。そのためなら何だってする」と語った。
ロナウドは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で1度、レアル・マドリードで4度と、史上最多5回のチャンピオンズリーグ制覇を遂げている。
もしロナウドがユベントスで優勝を達成すれば、異なる三つのクラブで同大会を制した唯一の選手である、元オランダ代表のクラレンス・セードルフ(Clarence Seedorf)氏に肩を並べる。
セードルフ氏は1995年から2007年にかけてACミラン(AC Milan)で2度、アヤックス(Ajax)とレアル・マドリードでそれぞれ1度ずつ、計4度チャンピオンズリーグを制している。
DAZNと2年半のグローバルアンバサダー契約を結んだロナウドは、「チームメートとともに欧州チャンピオンズリーグの優勝に焦点を置きたい。もちろんそれに執着することはないが、一歩ずつ進む。それ(優勝)が今年なのか来年なのか、それともその後になるのかは、いずれ分かるだろう」と話した。
「このクラブが掲げる目標はセリエAとイタリア杯(Italian Cup)の優勝であり、もちろん欧州チャンピオンズリーグでベストを尽くすことだ」
セリエAで7連覇中のユベントスは1985年と1996年に欧州チャンピオンズリーグを制しているが、過去4シーズンでは2度準優勝に終わっている。
レアル・マドリードに所属していた昨季、ロナウドはアリアンツ・スタジアム(Allianz Stadium)でユベントスを相手に豪快なオーバーヘッドキックを決め、トリノ(Turin)のサポーターからスタンディングオベーションを受けた。
「小さなディテールが最後には大きな違いを生む。だから、このスタジアムで見たものが(自身の移籍を)後押ししたと言えるかもしれない」
「観客が私に拍手喝采をし始めたとき、私はもちろん『ワォ!』という気分だった」
「こんなことは私の人生で初めてだったから本当に驚いた。信じられないような瞬間だった」
一方、ロナウドは8歳になる息子クリスティアーノ・ジュニオール(Cristiano Junior)くんが将来有望なサッカー少年であると明かした。
「息子はとても競争を好んでいる。私の子どものころのようだ。負けるのが嫌いなんだ」
「彼は私のようになるだろうね。100パーセントそうだと確信している。教えたいことはいくつかあるが、何をすべきかは最終的に彼が選ぶことになるし、これからもずっと支援していく」
「もちろん息子にはサッカー選手になってほしい。そのための情熱が十分にあると思うからね」 (c)AFP