【8月21日 AFP】フランス・リーグ1のニース(OGC Nice)は20日、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)などが関心を寄せていると伝えられたマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)と新たな契約を結んだと発表した。

 過去2シーズン、本拠地アリアンツ・リヴィエラ(Allianz Riviera)で素晴らしいパフォーマンスを見せ、イタリア代表に復帰していたバロテッリは、ニースで計43ゴールを挙げている。

 今季からパトリック・ビエラ(Patrick Vieira)氏を新監督に迎えたニースは、スタッド・ランス(Stade Reims)とのホーム開幕戦に敗れ、続くカーン(SM Caen)戦も引き分けるなど出遅れているが、28歳のバロテッリの残留は、指揮官とチームにとって強力な後押しとなるだろう。

 ニースは発表の中で、「慎重に検討した結果、バロテッリはニースに残留することを決めた」「バロテッリはクラブの上層部に自身の希望を伝えた。新しいシーズンはニースでの3季目になる。契約は20日夜に合意に至った」と述べた。

 バロテッリに関しては、イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)やナポリ(SSC Napoli)も関心を示していたと伝えられていたが、最も有力な移籍先としてみられていたのはマルセイユだった。

 同じ南部のクラブであるマルセイユがバロテッリの獲得に失敗したことを受け、ニースはすぐさまからかってみせた。

「夏の初めは、フランス南部のあるクラブの干渉によって状況はやや複雑になっていたが、今ではもう正常な状態に戻った。(状況は)シンプルかつ明瞭。スーパーマリオ(バロテッリの愛称)のゴールのように」 (c)AFP