【8月21日 CNS】中国国内で飼育されているジャイアントパンダの個体数が、2017年末時点518頭に達したことがわかった。中国国家林業・草原局が16日に発表した。

 同局保護司の楊超(Yang Chao)司長は、「重要な保護成果を得られたと思っている。絶滅が危惧される状況がより緩和し、飼育パンダの遺伝による多様性も、今後さらに広がっていくだろう」と述べた。

 野外での調査によると、野生パンダは、70~80年代の1114頭から1864頭まで増え、また保護対象のパンダの生息地の面積も139万ヘクタールから258万ヘクタールまで拡大している。

 野生化プロジェクトについては、17年に野生に放たれた飼育パンダの草草(Cao Cao)が、野生のジャイアントパンダとの自然交配に成功。今年7月に双子の赤ちゃんを出産している。(c)CNS/JCM/AFPBB News