【8月20日 AFP】右腕の負傷で戦線を離脱していた米大リーグ(MLB)、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)のダルビッシュ有(Yu Darvish)が、19日のマイナーリーグの試合で復帰登板に臨んだものの、痛みが再発してわずか1回を投げただけで降板した。

 15日に実戦形式の練習で55球を投げ、この日は3回の登板を予定していたダルビッシュは、ストライク10球を含む19球を投げて1回の投球を終えた後、2回のマウンドに上がったものの投球練習を行った段階でベンチに交代を願い出た。

 カブスの公式ウェブサイトで、ダルビッシュは「次のイニングの準備をしているときに違和感を覚えた。前回も同じ感覚があり、そのときは投げ続けたが今回はやめようと思った」と話し、痛みが出たのは前回と同じ部分だと明かした。

 2018年2月にカブスと6年契約を結び、32歳になるダルビッシュは、5月下旬に右上腕三頭筋の腱(けん)炎で故障者リスト入り。6月の復帰登板では今回と同じ箇所の違和感を訴え、肘の骨と骨がぶつかって炎症を起こしていると診断された。

 ダルビッシュは今季中の復帰を目指すと話し、「戻って来られるよう、全力を尽くしたい」とコメントした。(c)AFP