【8月20日 AFP】第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)は19日、競泳各種目の決勝が行われ、男子200メートル自由形では中国の孫楊(Yang Sun、ソン・ヨウ)が金メダルを獲得した。ところが表彰式では、国旗をかけていたポールが外れて国旗が落ち、怒った孫が表彰式のやり直しを要求するトラブルが起こった。

 五輪で3個の金メダルを獲得している孫は、この日の200メートル自由形決勝で松元克央(Katsuhiro Matsumoto)との争いを制して優勝。ところが、表彰式で孫が誇らしく国歌を歌っている際に国旗が落ちるアクシデントが発生した。

 慌てた大会関係者はその後、欠陥のあるポールを全て取り払い、係員に国旗を掲げさせた。

 アジアのスポーツ大国である中国は、18日に開幕したアジア大会で早速強さを発揮し、競泳では孫が勝利した200メートル自由形を含め、19日に決勝が行われた7種目のうち4種目で金メダルを獲得した。

 その他にも、中国は射撃、フェンシング、武術太極拳で金メダルを獲得。初日だけで7個の金を奪取し、3個の日本、2個の韓国に差をつけている。前回の仁川大会で151個の金メダルを獲得した中国は、2020年の東京五輪で国別メダル数トップに立つことを狙っている。(c)AFP/Talek HARRIS