【8月19日 AFP】ボクシング、ヘビー級10回戦が18日、北アイルランド・ベルファスト(Belfast)で行われ、タイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)がフランチェスコ・ピアネタ(Francesco Pianeta、イタリア)に判定勝ちし、次戦はWBC同級王者のデオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)との世界タイトルマッチに臨むことが決まった。

 2年半にわたりリングから離れていたフューリーはこの日、ピアネタを退けるには十分な力を見せたが、いまだ本調子は取り戻せずにいる姿を露呈。無敗王者のワイルダーと対戦するまでには、かつてヘビー級を席巻したときの強さに近づいている必要があるだろう。

 フューリーとワイルダーの一戦は年内に米ラスベガスで開催される見通しとなっており、プロモーターのフランク・ウォーレン(Frank Warren)氏は、会場と日程は今週中に発表するとしている。

 ワイルダーがリングサイドから見つめる中、フューリーは試合序盤から見せ場をつくれず、相手をノックアウトする決定打も打ち込めなかったが、終始試合の主導権は譲らず、プロ通算成績を負けなしの27勝0敗に伸ばしている。(c)AFP