【8月19日 AFP】ラグビー南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2018)が18日に開幕し、低調な出だしとなりながらもワイサケ・ナホロ(Waisake Naholo)が2トライを挙げる活躍をみせたニュージーランドが38-13でオーストラリアから逆転勝ちを収めた。

 この結果、両国の定期戦ブレディスローカップ(Bledisloe Cup)のシリーズ初戦でもある試合で6個のトライを記録した世界王者オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表)は、豪シドニーのANZスタジアム(ANZ Stadium)で同国に対して直近3戦負けなしとしている。

 一方、シドニーで連敗を止められなかったオーストラリアは、2002年以来となるブレディスローカップ奪還へ向け、来週に敵地イーデン・パーク(Eden Park)で行われる第2戦に勝つことが絶対条件となるが、同地では1986年を最後に白星から遠ざかっている。

 オールブラックスの主将キーラン・リード(Kieran Read)は試合後、前半は39分にアーロン・スミス(Aaron Smith)の先制トライが飛び出すまでワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)に一時0-6とリードされるなど圧倒されたと認めたが、後半開始後に5つのトライを決めたチームの反応を称賛している。

 一方、南アフリカ・ダーバン(Durban)で行われた試合では、スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)が34-21でアルゼンチンに勝利し、得失点差で連覇を狙うニュージーランドに次ぐ2位につけている。

 南アフリカは一時9点差を追う展開となりながらも、アピウェ・ディアンティ(Aphiwe Dyantyi)とマカゾレ・マピンピ(Makazole Mapimpi)がそれぞれ2トライを奪う活躍を見せ、後半は圧倒的な強さを発揮。経験豊富なハンドレ・ポラード(Handre Pollard)は7本中5本のゴールキックを外すなど精彩を欠いたが、チームは計6個のトライを記録してポラードのミスを埋め合わせた。(c)AFP/Neil SANDS