【8月19日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは18日、第2節が行われ、ハリー・ケイン(Harry Kane)がついに8月にネットを揺らしたトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は、3-1でフラム(Fulham)に勝利。新スタジアム開場の遅れが物議を醸している問題を忘れさせる快勝を収めた。

 これまで8月は14試合連続ノーゴールに終わっていたケインだったが、この日はホームのウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で77分に貴重なチーム3点目を挙げた。交代出場のエリク・ラメラ(Erik Lamela)が長い距離を駆け上がってスルーパスを出すと、これに反応したケインが切り返しからカーブをかけたシュートをファーサイドの隅に決めた。

 チームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督も「ケインのことはすごくうれしい。彼にとって重要だし、この時期にゴールの感触をつかめたのは大きい。またゴールがなければトラウマになるところだった!」とコメントした。

 試合は前半、相手を圧倒したトッテナムがハーフタイム直前にルーカス・モウラ(Lucas Rodrigues Moura da Silva)のゴールで先制。冬の市場で移籍してきた昨季は出番が限られていたが、今季はシーズン前のツアーでアピールに成功したルーカスは、クリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)の折り返しのこぼれ球から、狙いすました左足のシュートをゴール左上隅に決めた。

 相手に追いつかれて迎えた74分には、キーラン・トリッピアー(Kieran Trippier)がW杯ロシア大会(2018 World Cup)準決勝のクロアチア戦を思い起こさせるような見事な直接FKを決めて勝ち越し、直後にケインがダメを押した。(c)AFP/Ian WHITTELL