【8月19日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は18日、16年米大統領選へのロシア介入疑惑をめぐり、法律顧問のドン・マクガーン(Don McGahn)氏らホワイトハウス(White House)職員が捜査に「全面協力」することを自身は許可していたと、ツイッター(Twitter)で主張した。これに先立ち、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)はロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官率いる捜査にマクガーン氏が「広範囲にわたって協力」していたと報じていた。

 ニューヨーク・タイムズによると、マクガーン氏は捜査官の事情聴取に少なくとも3回応じ、トランプ大統領が司法妨害を模索していた可能性に関わる事例について「詳細に説明」した。情報源はホワイトハウスの現役および元職員など数十人とされている。事情聴取の合計は30時間に及ぶという。

 マクガーン氏が捜査チームに提供した情報には、モラー特別検察官の解任を試みたトランプ大統領の画策や、米連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コミー(James Comey)長官(当時)解任をめぐる発言や行動なども含まれるという。

 トランプ大統領がマクガーン氏の捜査協力範囲を把握しているか否かは不明だが、弁護士が捜査官にこれほど多大に情報を開示するのは異例だと、ニューヨーク・タイムズは指摘している。(c)AFP