【8月19日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2018)は18日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6(7-3)、1-1とリードしていた場面で第11シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)が負傷棄権し、決勝進出を決めた。

 米シンシナティ(Cincinnati)で通算7度の優勝経験を誇るフェデラーは、19日に行われる決勝で第10シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と激突する。フェデラーが大会最多優勝記録の更新を目指す一方、ジョコビッチはマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)で唯一タイトルがない今大会で初の栄冠を目指す。

 第1セットが終了した時点で肩に治療を受けていたゴフィンについて、フェデラーは「彼があまり力を入れてサーブを打てていないのは気づいていた。でも彼が治療を受けるまでは、何もおかしいとは思わなかった」「調子が優れていないのは見て取れたが、プレーを続行するものだと思っていた」とコメントした。

 それでも、わずか1時間で勝利を手にできたことには満足している様子で「明日の試合に向けて回復に努める。試合の序盤はほとんどラリーがなく、いつもとは異なる展開となっていたが、終盤に向けて良くなっていた」「1週間を通してサーブの調子が良いのはうれしい。きょうは比較的簡単に勝てて満足している」と続けた。

 一方のジョコビッチは同日、第7シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)に6-4、3-6、6-3でフルセット勝ち。計5回進出したウェスタン&サザンオープンの決勝では、いずれも苦杯をなめているジョコビッチは「今回こそやってのけたい」と意欲を口にしている。両者の通算成績はジョコビッチが23勝22敗と僅差でリードしているが、2015年大会決勝ではフェデラーがストレート勝ちしている。(c)AFP