【8月18日 AFP】イングランド・プレミアリーグ王者のマンチェスター・シティ(Manchester City)を率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は17日、MFケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)が膝の故障で戦線を離脱したのは、W杯ロシア大会(2018 World Cup)の疲れが原因であるという見解を示した。

 ベルギー代表のデ・ブルイネは、W杯で母国の3位躍進に貢献した後、休養を経て前週チーム練習に復帰したばかりだった。チームがリーグ連覇を目指す中、同選手はアーセナル(Arsenal)に2-0で勝利したリーグ開幕戦には30分間だけ出場したが、15日のチーム練習で膝を負傷。シティがタイトルを獲得した昨季の舞台裏を描いたドキュメンタリーシリーズ『All or Nothing: Manchester City』のプレミア上映では、松葉づえで歩く姿が目撃されていた。

 12月上旬にはデ・ブルイネが復帰できると期待しているグアルディオラ監督だが、左サイドバックのベンジャミン・メンディ(Benjamin Mendy)が膝のけがで昨シーズンを棒に振ったのと同様に、同MFを欠きながらの指揮は難しい仕事になることを認識しており、報道陣に対して「何とも言えないが、多くの選手は11か月以上もプレーを要求された後、チームに戻ってきて負傷することはあり得るというのが私の見解だ」と述べた。

「誰にも分からないが、そういうことが影響しているのは確かだと思う。体がフレッシュで足も万全の状態であれば、こういうことは起こらない。場合によって起きることだ。復帰には2~3か月かかるだろう。できるだけ早く復帰して、再びチームを助けてくれることを願っている。昨季のメンディと同じく大きな損失だ。昨季はケビンが素晴らしい活躍をしてくれた。彼はもちろん、ご家族にとってもこれは不本意なことだ」

「けがはサッカーの一部であり、それはつきものだ。選手たちは休んでおらず、休養期間が限られていて厳しいシーズンとなっている。彼ら(サッカー界の責任者)の『さあ、始めよう』という声でシーズンに突入している。人間には限界があり、こうしたことは起こり得る。私から彼にアドバイスするとすれば、今はとにかく体を休めること。取ることができなかった2~3週間の休暇を今こそ取って、それから練習を再開することだ。われわれは、両手を大きく広げて待っている」 (c)AFP/Mike WHALLEY