【8月17日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン(McLaren)は16日、フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso、スペイン)が今季限りで引退すると発表したことを受け、来季からカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)を起用すると発表した。

 伝説的なラリードライバーである父親と同じ名前を持つ23歳のサインツは、マクラーレンと「複数年の契約」を結んだ。

 現在ルノー(Renault)に所属するサインツは、今季のドライバーズ選手権で11位につけている。

 マクラーレンは公式サイトに「本日、2019年のF1世界選手権からカルロス・サインツがこのチームで戦うことを発表する」と記している。

「スペインのマドリード出身で23歳のカルロスはチームと複数年契約を結び、フェルナンド・アロンソの後任となる」

 参戦からほぼ4年でこれまで表彰台に立ったことのないサインツは、長らくマクラーレンのドライバーを目指していたことを明かした。

 トロ・ロッソ(Toro Rosso)時代の昨季、第14戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2017)で4位に入り自身最高の成績を収めたサインツは、「2019年シーズンからマクラーレンのドライバーになるとようやく発表することができうれしく思う」と述べた。

「ずっと求めていたことであり、私のキャリアの新たな章にとても興奮している」

「物心がついて以来、マクラーレンのファンだった。素晴らしい遺産を持った偉大な名前であり、長年にわたってマクラーレンでレースを行ってきたドライバーの中にはF1界のヒーローがいる」

 2017年に自己最高となる54ポイントを獲得して総合9位の成績を収めたサインツはまた、同胞であり、通算2度の総合優勝を誇るアロンソの後を継ぐことは特別だと語った。

「フェルナンドはもちろんそうした英雄の一人だ。だから次の世代のスペイン人ドライバーの一人として、マクラーレンで彼のシートを引き継ぐことができるのは非常に特別なことだ」 (c)AFP