【8月16日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2018)は15日、男子シングルス2回戦が行われ、錦織圭(Kei Nishikori)は4-6、4-6で四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)に敗れた。

 大会第10シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は腹痛と闘いながらも、アドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)を4-6、6-2、6-1の逆転で退け、3回戦進出を決めた。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)覇者のジョコビッチは、第2セット途中にドクターを呼ぶ場面がありながらも、痛みに耐えて雨による中断前に勝利を勝ち取った。

 米シンシナティ(Cincinnati)で行われる今大会を除く全てのマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)で優勝しているジョコビッチは「体調は良くなかった。昨日の夜も調子は悪く、きょうも第2セットの途中までは気分が優れなかった」と振り返った。

「神様とドクターのおかげで何とか勝ち切ることができた。とにかく、どうにかしてこの難関を乗り越えることができてうれしい。僕は本調子からはほど遠かったけど、第1セットで良いプレーをしていた彼(マナリノ)もたたえたい」

 2016年大会王者で第7シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は6-7(4-7)、6-4、6-4の逆転でマリウス・コピル(Marius Copil、ルーマニア)を下し、第6シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)は7-6(8-6)、6-2でジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)を退けた。

 ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)はマレク・ジャジリ(Malek Jaziri、チュニジア)に6-3、7-5、第11シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)はブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)に5-7、6-4、6-2でそれぞれ勝利し、3回戦進出を果たしている。

 第15シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は第2セットを簡単に落としながらも、ボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)を7-6(7-1)、0-6、6-3で破り、第4シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)とチョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)の勝者と対戦する3回戦へ駒を進めた。(c)AFP