リビア、2011年の反政府デモ参加者殺害で民兵45人に死刑判決
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【8月16日 AFP】リビアの裁判所は15日、独裁政権指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐に対する2011年の反乱のさなかに首都トリポリでデモ参加者らを殺害したとして、民兵45人に銃殺刑を言い渡した。司法省が明らかにした。
7年前のカダフィ政権崩壊後、1件の裁判で死刑を言い渡された人数としては最も多い。
トリポリでは、北大西洋条約機構(NATO)の支援を受けた反乱の開始から8か月がたち、反体制派が市に迫っていた2011年8月21日、市内のアブスリム(Abu Slim)地区付近でカダフィ政権派の民兵らが発砲。デモ参加者数十人が死亡した。
司法省は声明で、ほかに54人が禁錮5年の判決を、22人が無罪判決を言い渡されたと発表。さらに、被告3人が判決までにすでに死亡していたと明らかにした。(c)AFP