【8月16日 AFP】インド南部ケララ(Kerala)州を襲ったモンスーンの大雨による洪水で、15日に新たに25人の死亡が確認され、合計の死者数は67人となった。この洪水で避難所に移った人は5万人を超えている。州当局者が明らかにした。

 同州危機管理当局の高官はAFPに対し、「きょう夕方、25人の死亡が確認された。州の多くの地域が深刻な状況にあり、(死者の)数は今後増えると思われる」と語った。

 この高官によると、被害の特に大きい地域の多くで今後24時間に大雨が予想されており、州内の全14県で「緊急警報」が出ている。

 当局によれば、ケララ州全域でこれまでに数百の村が冠水したほか、道路1万キロ余り、家屋数千軒で損壊・倒壊を含む被害が発生した。(c)AFP