【8月16日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は15日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が、ジョン・ブレナン(John Brennan)元中央情報局(CIA)長官から機密情報のアクセス権限を剥奪したと発表した。ブレナン氏はこれまで繰り返しトランプ氏を批判していた。

 トランプ氏はサラ・サンダース(Sarah Sanders)大統領報道官を通じて声明を出し、「情報・法執行機関の元高官らはこれまで、退職後も後任者と協議できるよう、機密情報へのアクセス保持が認められていた」と説明。「自政権では現時点で、常軌を逸したブレナン氏の行動と態度がもたらす危険性の方が、同氏との協議により高官らが得られる利益を上回っている」と指摘した。

 トランプ氏は先月、ブレナン氏のほか、昨年自身が解任したジェームズ・コミー(James Comey)前連邦捜査局(FBI)長官や、マイケル・ヘイデン(Michael Hayden)元CIA長官、オバマ政権のスーザン・ライス(Susan Rice)元大統領補佐官を含む元高官らのアクセス権の剥奪を検討していることを明らかにしていた。(c)AFP