【8月16日 AFP】(更新)アフガニスタンの首都カブール西部のイスラム教シーア派(Shiite)居住区にある学校で15日、自爆攻撃があり、当局によると少なくとも37人が死亡、40人超が負傷した。警察は死傷者の大半は生徒だとしている。

 自爆攻撃のあったマウッド(Mawoud)学院には当時、大学進学に向けて準備する10代の若者が多数いた。攻撃の後、救急車十数台が現場に急行。生徒や親族らは教室のがれきから血だらけとなった犠牲者を引きずり出した。

 警察によると、死傷者はさらに増える恐れがある。別の当局は死者を48人としている。

 アシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)大統領は攻撃を直ちに非難した。

 この事件で16日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が傘下のプロパガンダ機関アマック(Amaq)を通じて犯行製御影を出した。

 カブールでは過去数か月、旧支配勢力タリバン(Taliban)とISがそれぞれ攻撃を行い、大きな被害が出ている。タリバンは今回、即座に関与を否定していた。(c)AFP/Usman SHARIFI