【8月16日 東方新報】「天空の鏡」とまで称される青海省(Qinghai)の茶卡(チャカ)塩湖(Chaka Salt Lake)が、「ゴミ捨て場」のようになろうとしている。

 現在のチャカ塩湖では、観光シーズンのピーク時には12トンのゴミが排出され、特に観光客が湖水に入る時に靴に着用するビニールカバーが大部分を占めるという。

 チャカ塩湖景観区の管理者は、特殊なビニールカバーの貸し出しや、巡回スタッフの増員などを進めており、観光客には美しい景色を楽しむだけでなく、保護するよう求めている。

 ある観光客が撮影した動画には、湖畔付近の桟道に観光客が残したとみられるさまざまなプラスチック類のゴミが散乱し、それを回収する景観区の職員らが映っていた。「ゴミはゴミ箱に捨てて下さい」という放送も流れていた。

 ある観光客は、「チャカ塩湖はインターネットのインフルエンサーの人気スポットの一つですよ。湖に入って『天空の鏡』と呼ばれる、湖面に映る景色を撮るのが人気だけど、湖に入る時は必ず靴にビニールカバーを装着して入る。周りには履き捨てられたビニールカバーが散乱している」と話す。

■ピーク時に排出されるゴミは1日12トン

 現在、チャカ塩湖がゴミ捨て場のようになりつつある報道がメディアやネットユーザーらから関心を集める中、記者は現地スタッフの李さんを取材した。

「私たち景観区のスタッフは、常に湖の環境には注意を払っている。マナーを守るよう呼びかける看板を設置し、巡回員のパトロールも錦地と行っているが、それでも一部の観光客は、環境保護に対する意識がほとんどない」と、李さんは話した。