【8月15日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2018)は14日、女子シングルス2回戦が行われ、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は大会第8シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)の正確なサーブに押され、3-6、6-2、3-6で敗れた。

 四大大会(グランドスラム)通算23勝のセレーナは、1回戦でダリア・ガブリロワ(Daria Gavrilova、オーストラリア)に6-1、6-2でストレート勝ちを収めたが、この日の第3セットでは体力が尽きたように思われた。それでも、今季初めてトップ10以内につける選手からセットを奪ったことは、セレーナにとっては収穫だった。

 わずか2週間前、セレーナはムバダラ・シリコンバレー・クラシック(The 2018 Mubadala Silicon Valley Classic)で世界ランキング39位のジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)を相手に1-6、0-6で敗れ、自身のキャリアにおいて最も一方的な試合展開で黒星を喫していた。

 セレーナは試合後、「万全の状態に戻るまで先は長い。私はまだその最初の方にいる。本当にまだ始まったばかり」と話し、「そこに近づいているし、ただ懸命に励み続けるつもり。そうして試合にも勝てるようになればいいと思う」と続けた。

 1回戦に臨んだ第9シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は、過去全7試合でストレート負けを喫していたアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)を相手に6-3、6-3で勝利し、自身の殻を破った。

 プリスコバは「私は彼女にこれまで一度も勝てておらず、1セットすら奪うことができなかったから、きょうはとてもタフな試合だった」と述べ、「第1セットを奪ったときはとてもうれしかった。『ついに1セットを取れた』と思ったからね」と付け加えた。

 第16シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は10代のマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)に6-3、7-5で勝利し、第15シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)はマグダレナ・リバリコワ(Magdalena Rybarikova、スロバキア)を6-4、6-2で下している。

 大坂なおみ(Naomi Osaka)はマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)に3-6、6-7(8-10)で敗れた。(c)AFP/Scott Williams