【8月16日 東方新報】中国汽車工業協会(CAAM)が公表した7月の中国自動車生産台数は前年同期比0.7%減の204万300台で、販売台数は同0.4%減の188万9000台だった。単月の前年同期割れは今年2回目。1-7月の生産台数は同3.5%増の1610万台で、販売は同4.3%増の1595万5000台だった。

 同協会の陳士華(Chen Shihua)秘書長補佐は、「1-7月の自動車販売台数はプラスではあるが、在庫量は5か月連続で上昇し、現時点で151万6000台に達している。この在庫も消化せねばならず、年間の販売台数は前年比3%前後で落ち着くのではないか」と述べた。

 乗用車では、7月の販売台数は、同5.3%減の158万9500台。特にこれまで好調だったスポーツ用多目的車(SUV車)の販売が同8.24%減の63万2700台で、2か月連続の減少となった。

 メーカー別にみると、ドイツ車が38万600台、日系車が32万7500台、米国車が16万8300台、韓国車が4万9000台、フランス車が1万5700台だった。韓国、フランス勢の落ち込みが目立った。

 7月に好調だったのは新エネルギー自動車で、生産は同53.59%増の9万400台、販売は同47.69%増の8万3700台だった。特にプラグインハイブリッド車は同101.08%増の2万3800台と、販売を大きく伸ばした。(c)東方新報/AFPBB News