【8月15日 AFP】フランスの歴史テーマパークで14日、たばこの吸い殻やごみをくちばしで拾うように訓練されたカラス6羽の「勤務中」の姿がみられた。

 西部バンデ(Vendee)県にあるテーマパーク「ピュイ・デュ・フー(Puy du Fou)」のニコラ・ドビリエ(Nicolas de Villiers)氏はAFPに、「単に(園内を)きれいにすることだけが目標ではない。訪問客は概してきれいに保つよう気をつけている」と述べ、「自然そのものがわれわれに環境を保護するよう教える」ことを示すのが狙いでもあると語った。

 訓練されたのはカラス科の一種のミヤマガラスで、ドビリエ氏によると「特に知能が高い」とされ、適切な環境下では「人間と意思疎通し、遊びを通じて関係を築くことを好む」。

 カラスにごみ拾いをさせる方法として、拾った吸い殻やごみくずを入れるたびに餌が出てくる小箱が使われるという。

 映像は、ピュイ・デュ・フーの駐車場で吸い殻を拾うカラス。(c)AFP