【8月15日 AFP】サッカーカタール1部リーグのカタールSC(Qatar SC)加入が決まったサミュエル・エトー(Samuel Eto‘o)は14日、移籍前にかつての所属クラブでチームメートだったシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)やウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)に助言を求めていたことを明かした。

 元カメルーン代表のエトーは1週間前までトルコでプレーしていたため、今回は慌ただしい移籍になったが、同日にドーハで行われた入団会見では喜びに満ちた表情を見せた。

 エトーはカタールSCと1年契約を結ぶ前、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)とイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)で同僚だった仲間に連絡し、カタールでプレーするよう説得されたと話した。

 カタールSCが自身13クラブ目となるエトーは「シャビもスナイデルも親友だ」とした上で、「カタールに来る前、彼らに連絡したんだ。すべての環境が良く、プレーするにはふさわしいから、挑戦すべきだと言われた」と続けた。

 シャビは2015年からカタールのアル・サード(Al-Sadd)でプレーしており、W杯カタール大会(2022 World Cup)が開催される際には同国代表の監督になるのではないかとみられている。スナイデルはアル・ガラファ(Al Gharafa)に所属し、今年はじめからカタールで暮らしている。

 またエトーは、カタールが素晴らしいW杯を開催できると確信していると述べ、2022年大会に関する不安を尋ねられると、自身がアンジ・マハチカラ(Anzhi Makhachkal)でプレーしたロシアでの経験について言及した。

「多くの人が、(ロシアW杯は)良い大会にならないだろうと話していた。私は当時ロシアでプレーしていて、そうしたことをたくさん耳にしたが、先日のロシアW杯は最高だった。カタール大会はロシア大会と同等のレベルか、それ以上のものになるはずだ」

 1981年生まれのエトーは、カタールSCでは背番号81をつけることになり、早ければ17日に行われるリーグ戦でデビューする可能性がある。(c)AFP/David HARDING