【8月15日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)の主催者は14日、23歳のネパール人男性がスタジアムの建築現場で作業中に死亡したと発表した。

 大会主催者の引き渡し・遺産最高委員会(Supreme Committee for Delivery and Legacy)は、「アル・ワクラ・スタジアム(Al-Wakrah Stadium)での作業中に」男性が死亡したことを受け、調査が開始されたと明かした。

 同委員会はウェブサイトにコメントを掲載し、「彼の近親者にはすでに連絡しており、カタールとネパールの関係当局にも通知している」と発表。「調査が開始されており、この件に関する詳細は追って発表される。ご家族には心からお悔やみ申し上げる」と続けた。

 アル・ワクラ・スタジアムは8会場のうちの一つで、著名建築家の故ザハ・ハディド(Zaha Hadid)氏によって設計された。同スタジアムでは2016年10月にも、ネパール人の作業員が勤務中に大型トラックにひかれ、29歳で命を落としている。(c)AFP