【8月14日 CNS】中国で、一番金を使っている都市はどこなのか。今年前半の国民の消費ランキングが発表された。中国国家統計局が発表した統計によると、上海市は平均手取り収入3万2612元(約52万5780円)で、平均の支出額は2万1321元(約34万3740円)と、収入と支出が最も高い都市となった。

 統計によると、上半期の全国民の平均支出額は前年同期比6.7%増の9609元(約15万4910円)。このうち、市民の平均支出額が最も高かったのは上海市のほか、北京市、天津市(Tianjin)の三都市。2万元(約32万2000円)を超えたのは上海市のみだった。

 また、上位三都市と、浙江(Zhejiang)、広東(Guangdong)、江蘇(Jiangsu)、内モンゴル(Inner Mongolia)など10省・自治区の支出額は全国平均値を上回っている。

 使い道として上位を占めたのは、「飲食」「住まい」「交通・通信」の三つだ。今年上半期は特に、スポーツ、健康、旅行などサービス財の消費傾向が強かった。これらの平均支出は前年同期と比べ、スポーツ・フィットネス活動が37.8%、医療サービスが24.6%、ホテル宿泊が37.8%、交通費22.8%とそれぞれ増加している。(c)CNS/JCM/AFPBB News