【8月14日 AFP】米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第42回ライダーカップ(The 42nd Ryder Cup)に出場する米国選抜12人のうち8人が13日に発表され、主将を務めるジム・フューリック(Jim Furyk)は、調子を上げているタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)について称賛し、自身が選出する残り4人のメンバーに同選手が入る可能性を示唆した。

 12日に終了した第100回全米プロゴルフ選手権(2018 PGA Championship)の結果を受け、米国選抜にはジョーダン・スピース(Jordan Spieth)、バッバ・ワトソン(Bubba Watson)、ウェブ・シンプソン(Webb Simpson)、リッキー・ファウラー(Rickie Fowler)が新たにメンバー入りを果たした。

 これに先立ち、世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)を筆頭に、第82回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2018)覇者のパトリック・リード(Patrick Reed)、同3位のジャスティン・トーマス(Justin Thomas)、そして今季の全米オープン選手権(US Open Championship)に続き全米プロゴルフ選手権でも優勝したブルックス・ケプカ(Brooks Koepka)の4人が、すでに出場権を獲得していた。

 しかし、全米プロ最終日に6アンダー「64」の猛チャージを見せて単独2位に入ったウッズも、来月28日から30日まで仏パリのル・ゴルフ・ナショナル(Le Golf National)で開催されるライダーカップで、欧州選抜を相手に連覇を目指す米国選抜のメンバーに選出される可能性が残されている。

 フューリックは「重要なのは、タイガーが素晴らしいプレーをしているということだ。彼が絶好調なのを目の当たりにして本当にうれしい。彼の言葉やプレーが、それを物語っている」と述べた。

 最後の4人については来月上旬に選考されることになっており、ウッズもその中に含まれる期待が高まっている。しかし、最新の世界ランキングで、昨年12月の1200位圏外から26位まで返り咲いたウッズについて聞かれると、フューリックは同選手がチームの力になれる可能性があると話すにとどまった。

「良い質問だ。彼は現在とても調子が良く、多くの人が彼のメンバー入りを考えているだろう。彼が絶好調なのは承知しているし、タイガー・ウッズについては本当にわくわくしている」

 脊椎固定手術から復帰して8か月になるウッズは、2008年の全米オープンを最後にメジャータイトルから遠ざかっており、ここ5年間はツアー優勝もない。しかし、ケプカに次ぐ2位に入った全米プロでは、42歳にしてその素晴らしい技術が健在であることを示した。

 米国選抜としてプレーするかどうかに関係なく、ウッズは副将としてチームに帯同することになっている。(c)AFP/Jim SLATER