【8月14日 AFP】(更新)テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2018)は13日、男子シングルス1回戦が行われ、錦織圭(Kei Nishikori)が7-5、6-3でロシアのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を下した一方で、四大大会(グランドスラム)通算3勝のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は初戦で姿を消した。

 今年1月に受けた臀部(でんぶ)の手術から本格的復帰を果たしていたマレーは、大会第16シードのリュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)に1-6、6-1、4-6で敗れ、今月27日に開幕する全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)に向けた準備につまずいてしまった。

 マレーは「身体的には問題ない。ここの速いコートコンディションの問題だ」とすると、「相手の方が自分よりも少し体のキレがあった。いくつかのショットで、思っていたよりも反応が鈍くなってしまったようだ」とコメントした。

 今月初めに行われたシティ・オープン(Citi Open 2018)のシングルス3回戦で、マレーは3時間に及ぶ激戦を制したものの、試合が終了したのは午前3時だった。通算2度のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇を誇る31歳は、それまで調子は徐々に上がっていたとはいえ、約12時間後の準々決勝に臨むのは体力的に無理であると判断し、大会を棄権していた。

 一方、同じく故障から復帰しているスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は6-2、4-6、6-3で第12シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)を破り、初戦突破を飾った。

 また、今年のウィンブルドン覇者で第10シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はスティーブ・ジョンソン(Steve Johnson、米国)を相手に9本のマッチポイントを要するなど苦戦を余儀なくされたが、6-4、7-6(7-4)で2回戦進出を決めている。

 その他では、第13シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)が6-3、2-6、6-3でリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)に勝利。ドイツのピーター・ゴヨブジク(Peter Gojowczyk)は2-6、6-4、7-5でジョアン・ソウザ(Joao Sousa、ポルトガル)を下し、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が休養で大会を棄権したため、今大会最高シードとなったロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)との2回戦へ駒を進めた。

 カナダの新星デニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)は、フランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)を7-6(8-6)、3-6、7-5で下した。(c)AFP